みょうがは、爽やかな香りとシャキシャキとした食感が特徴の香味野菜です。

そうめんや冷奴などの薬味として使われることが多く、暑い時期の食卓には欠かせない食材のひとつではないでしょうか。

薬味として生で食べるイメージが強いみょうがですが、甘酢漬けや天ぷら、炒め物など、さまざまな料理に活用できます。

本記事では、みょうがの特徴や含まれている栄養、おすすめの食べ方、選び方や保存方法について紹介します。

みょうがの特徴

みょうがはショウガ科の植物で、独特の香りとほのかな苦味、シャキシャキとした食感が特徴です。

普段スーパーなどで目にするみょうがは「花みょうが」と呼ばれる部分で、開花する前の花穂を収穫して食べています。

まずは、みょうがの旬や種類、特徴的な香りについて詳しく見ていきましょう。

初夏から秋に旬を迎える

花みょうがは、6月頃から10月過ぎにかけて旬を迎えます。

収穫時期によって呼び方が異なり、主に夏に収穫されるものは「夏みょうが」、秋に収穫されるものは「秋みょうが」と呼ばれています。

現在では栽培技術の発達によって一年を通して流通していますが、旬の時期には特にみずみずしく、爽やかな香りと食感を楽しみやすいでしょう。

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「花みょうが」と「みょうがたけ」がある

みょうがは、大きく「花みょうが」と「みょうがたけ」の2種類に分けられます。

一般的に「みょうが」として販売されている花みょうがは、土の中から顔を出した開花前の花穂を収穫したものです。

一方、みょうがたけは若い茎を遮光して育てたもので、白から淡い紅色の細長い見た目をしています。

どちらも爽やかな香りがありますが、花みょうがは薬味や甘酢漬けなど、みょうがたけはサラダや和え物などにも利用されています。

爽やかな香りが料理のアクセントになる

みょうがの大きな魅力のひとつが、口に入れたときに広がる爽やかな香りです。

特徴的な香りには「α-ピネン」と呼ばれる香気成分が関係しているとされています。

細かく刻むことで料理全体に香りを広げやすいため、そうめんやそば、冷奴などの薬味にもぴったりです。

ただし、加熱時間が長くなると香りが弱くなりやすいため、香りを楽しみたい場合は生で食べるか、短時間で加熱すると良いでしょう。

みょうがに含まれる栄養

みょうがは約95%が水分で、100g当たりのエネルギーは11kcalです。

また、カリウムや食物繊維、ビタミンKなどの栄養素も含まれています。

参照:文部科学省「食品成分データベース みょうが/花穂/生」

カリウム|ナトリウムの排出を助ける

みょうがには、100g当たり210mgのカリウムが含まれています。

カリウムは人体に必要なミネラルのひとつで、体内のナトリウムを排出する働きを持っています。

普段の食事で塩分を摂りすぎていると感じる方は、カリウムを含む野菜や果物をバランス良く取り入れることが大切です。

ただし、みょうがは一度に食べる量がそれほど多くないため、みょうがだけで必要なカリウムを摂ろうとするのではなく、さまざまな食品と組み合わせましょう。

食物繊維|おなかの調子を整えるのに役立つ

みょうがには、100g当たり2.1gの食物繊維が含まれています。

食物繊維は消化・吸収されずに大腸まで届き、便通を整えるなど、腸内環境を健康に保つために欠かせない成分です。

野菜やきのこ、豆類など、食物繊維を含むほかの食品と組み合わせて摂取すると良いでしょう。

ビタミンK|健康な骨の維持に関わる

みょうがには、100g当たり20μgのビタミンKが含まれています。

ビタミンKは血液の正常な凝固に関わるほか、健康な骨を維持するためにも必要な栄養素です。

みょうがだけで多くのビタミンKを摂取することは難しいため、緑黄色野菜などと組み合わせてバランスの良い食事を心がけましょう。

みょうがをより美味しく!おすすめの食べ方

みょうがは薬味だけでなく、さまざまな料理に活用できます。

特徴的な香りやシャキシャキとした食感を活かしたい場合は、以下のような食べ方がおすすめです。

  • 刻んで薬味にする
  • 甘酢漬けにする
  • 天ぷらや炒め物にする

それぞれの食べ方について詳しく紹介します。

刻んで薬味にする

みょうがの香りや食感を手軽に楽しみたい場合は、生のまま刻んで薬味にするのがおすすめです。

縦半分に切ってから千切りや小口切りにすると、そうめんやそば、冷奴、刺身など幅広い料理に合わせられます。

切ったみょうがの苦味やアクが気になる場合は、短時間水にさらしてから水気をしっかり切りましょう。

ただし、長時間水にさらすと香りが弱くなりやすいため、さらしすぎには注意してください。

甘酢漬けにする

みょうがをたくさん手に入れたときは、甘酢漬けにするのもおすすめです。

みょうがをサッと湯通しして甘酢に漬けると、酸味とほのかな苦味のバランスを楽しめます。

漬けることで鮮やかなピンク色になりやすく、料理の付け合わせや箸休めとして食卓の彩りにも役立ちます。

天ぷらや炒め物にする

生で食べることが多いみょうがですが、加熱調理にも向いています。

丸ごと、または縦半分に切って天ぷらにすると、外側のサクッとした衣とみょうがの食感を楽しめます。

肉やほかの野菜と一緒に炒めても美味しく食べられますが、特徴的な香りを残したい場合は、仕上げに加えて短時間で火を通すのがおすすめです。

同じショウガ科の野菜であるしょうがについては、以下の記事も参考にしてください。

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みょうがの選び方と保存のコツ

みょうがの魅力である香りや食感を楽しむためには、新鮮なものを選び、適切に保存することも大切です。

新鮮なみょうがの選び方

みょうがを購入するときは、以下のポイントを確認しましょう。

<新鮮なみょうがの特徴>

  • 表面にツヤがある
  • 鮮やかな紅色をしている
  • 丸みがあり、ふっくらしている
  • 触ったときに身がしまっている
  • つぼみが開きすぎていない

花が大きく開いているものは成長が進んでおり、食感や風味が落ちている場合があります。

できるだけ身がしまっていて、表面にツヤのあるものを選ぶのがおすすめです。

みょうがを上手に保存するコツ

みょうがは乾燥すると香りや食感が損なわれやすいため、乾燥を防ぎながら冷蔵保存することがポイントです。

湿らせたキッチンペーパーでみょうがを包み、ポリ袋や保存容器に入れて野菜室で保存すると良いでしょう。

みょうがは香りと食感が魅力の野菜なので、冷蔵保存した場合でも、なるべく早めに食べきるのがおすすめです。

すぐに食べきれない場合は、冷凍保存もできます。ただし、冷凍すると生のみょうが特有のシャキシャキとした食感は弱くなりやすいため、汁物や炒め物などの加熱料理に活用すると良いでしょう。

まとめ

みょうがは、爽やかな香りとシャキシャキとした食感を楽しめる香味野菜です。

一般的な花みょうがは初夏から秋に旬を迎え、カリウムや食物繊維、ビタミンKなどの栄養素も含まれています。

薬味として生で食べるだけでなく、甘酢漬けや天ぷら、炒め物など、さまざまな料理に活用できるのも魅力です。

新鮮なみょうがを選び、特徴的な香りや食感を活かしながら、毎日の食事に取り入れてみてください。