北海道を中心に日本国内での栽培が盛んで、野菜の輸入量ランキング(2018)でも圧倒的1位の「玉ねぎ」は、私たちの食生活に欠かせない王道野菜です。
調理方法もさまざまで、煮る・焼く・炒めるはもちろん、獲れて間もない新玉ねぎはそのまま生で食べてもおいしい食材です。
1年を通していつでも手軽に購入でき、いろんな料理に使える玉ねぎですが、できるなら、味がおいしく、質の良い玉ねぎを選びたいですよね?
今回は、スーパーなどで玉ねぎ(一般的な黄玉ねぎ)を選ぶ際に役立つ、6つのチェックポイントをご紹介します!
1.丸に近い“球形”が、理想のかたち
まずは、見た目が肝心です。
たくさん陳列されている玉ねぎの「形」をよくよく比較してみてください。
平たい形のものは収穫のタイミングがずれて熟している証拠。できるだけ丸に近い球形の玉ねぎを選ぶと、傷みも早くありません。
2.ツヤツヤと輝く、乾燥した皮
玉ねぎの皮は、鮮度の違いを一目瞭然で見分けることができます。
熟した玉ねぎや湿度が高いなかに置かれた玉ねぎは、皮に元気がありません。
しっかり乾燥していて、傷がなく、つやつやと輝いて見える玉ねぎを選びましょう。
3.硬くて重みもあれば、旨みぎっしり
玉ねぎ選びは、両手を使って比べると、違いがよく分かります。
手触りができるだけ「固い」もの、そして、できるだけ「重い」ものを選びましょう。
固くて重みも感じられる玉ねぎは、新鮮でみずみずしく、旨みもぎっしり詰まっています。
4.押してもへこまない頭部分
玉ねぎの傷みが進むと、色が茶色く変わり、身の部分がぶよぶよと柔らかくなります。
その傷みは、玉ねぎの頭の上から順に進むのです。
頭の部分を指で軽く押してみた時、へこむ感覚があれば傷み始めているサイン。押してもへこまない、硬いものほど良質な玉ねぎです。
5.芽が出ていない、細くしまった首
玉ねぎの先端に注目し、芽が出ていないことを確認しましょう。
芽が出ていると、栄養分が吸い取られて味が落ちてしまいます。
また、首の部分は、細くてキュッと締まった玉ねぎほど、新鮮な状態が保たれています。
6.おしりは小さく、根っこは短く
玉ねぎをひっくり返して、お尻の部分の大きさを比べてみましょう。質が良く、食べられる部分が多いのは、おしりの直径が小さい玉ねぎの方です。
また、頭部分の芽と同様に、根っこの長い玉ねぎは栄養分が少なくなってしまっている証拠。ひげのような短い根っこの玉ねぎほど、おいしいに違いありません。
スタイル抜群の“美タマネギ”を使って、おいしく調理
料理の主役を張ることは少ない玉ねぎですが、いくら脇役的な存在であっても、できるだけ新鮮でおいしい素材を選びたいですよね。
玉ねぎの鮮度チェックは、色や形を見た目で判断するだけでなく、手で触って硬さや重さを確認することが大切です。
きれいな球形は旬の証、ツヤツヤの皮は健康の証、硬くて重い手触りは食べごろの証です。スタイル抜群の“美タマネギ”を選んで、おいしい玉ねぎ料理をいただきましょう。