過度な食事制限によるダイエット方法よりも、正しい運動と食事メニューで「キレイなカラダ作り」を目指している方が近年急増しています。

今回は、筋肉をつけつつ脂肪を減らし、健康的に「ボディメイク」するにあたって効果的な野菜をご紹介します。

 

ボディメイクに欠かせない野菜3種

筋肉量を増やすために上質なタンパク質の摂取はもちろん必要ですが、トレーニング効果をアップしてくれる野菜の摂取も大切です。

プロのボディビルダーたちもオススメする、ボディメイクのために必要な栄養素を多く含んだ野菜たちを紹介します。

 

“野菜の王様”とも呼ばれるほど栄養価の高い「ブロッコリー」

ブロッコリーは、低カロリーなのに含まれる栄養素は他の野菜と比べても群を抜いている優れもの。

ビタミンCにおいては、ブロッコリーを生で100g食べるだけで、成人男性の1日分を摂取することができます。

ボディメイクするのに欠かせないタンパク質の含有量においては、野菜の中ではトップクラスで、筋肉や神経が正常に機能するのを助けるカリウムや、便秘予防に役立つ食物繊維も多く含まれています。

他にも、日常生活で不足がちなマグネシウム造血には欠かせない葉酸なども摂取することができます。

ボディメイクにとって、一年中簡単に手に入れることができるブロッコリーは、まさに栄養素豊富な“スーパーフード”です。

 

マルチに栄養素をたっぷりと含む「ほうれん草」

ほうれん草は、ブロッコリーよりも多く含まれているカリウム、生命維持に必要な代謝を助けるマグネシウム、骨や葉の形成に欠かせないマンガン、抗がん作用のあるβカロチンなどが摂取できます。

栄養豊かなほうれん草の中でも特に栄養の含有量が多いのが、貧血予防に重要な働きかけをしてくれる鉄分。鉄分に関しては、牛レバーと同じくらいと言われています。

また、激しい運動をすると一時的に体の免疫力が低下するため、トレーニングにおいて粘膜を健康に保ってくれるビタミンAの摂取は欠かせません。

ほうれん草に多く含まれるβ-カロテンは、体内でビタミンAに変換されるため、ほうれん草はボディメイクにおすすめの野菜です。

 

栄養満点の“自然のエネルギーバー”な「さつまいも」

痩せたいときほど、炭水化物(糖質)を摂らないという人も多いでしょう。

ですが、適度な運動でも大量のエネルギーを消費します。

そのエネルギーのもととなるグリコーゲンが欠乏すると、からだはエネルギーを生み出そうと筋肉を分解しはじめます。

そのため、筋トレにはある程度の炭水化物が必要不可欠なのです。

さつまいもは、炭水化物の中でも低GI(食後の血糖値の上昇度)でありながら、エネルギー源が豊富なので、筋トレ野菜として優秀です。

また、食物繊維がたくさん含まれているため、少しの量でも満腹感を味わうことができます。

カリウムカルシウムが豊富な点からみても、サツマイモはボディメイクにおすすめな野菜です。

 

ボディメイクに必要な野菜の栄養素を失わない「調理方法」

野菜を調理するにあたって、調理方法はさまざまです。

そんな中でも、野菜をシンプルに、もっともヘルシーに摂れる「茹でる」調理法や、水溶性ビタミンである葉酸などの栄養を逃しにくい「蒸す」は有効的な調理方法です。

野菜を下処理して保存袋に入れて持ち運んでおけば、ちょっと小腹が空いたときの間食にもなります。

長期的に食事管理をおこなう面において、調理に手間のかからない「茹でる」「蒸す」は、ボディメイクの最強の味方です。

 

ボディメイクに大切な食事バランス

筋トレ効果をあげてくれる主な野菜を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

お茶碗一杯のご飯に、「手のひらサイズの肉・魚、プラス野菜一品」これがボディメイクの成果がでやすい食事バランスと言われています。

 

引き締まった美しいからだを手に入れるために、バランスの取れた食生活を始めませんか?