小松菜の旬の時期、ご存知ですか?
スーパーに行けば一年中手に入るため、あまり気にされたことのない方も多いのではないでしょうか。
実は小松菜の旬はいま、冬なんです!本記事では、小松菜についてご紹介します。
小松菜ってどんな野菜?
小松菜は外国産の野菜も多いなか、日本原産のアブラナ科アブラナ属のお野菜です。
キャベツやブロッコリーなどの仲間で、他にはチンゲン菜などがよく似た野菜としてあげられます。
くせが少ないため様々な料理に使え、誰でも食べやすいのが特徴です。
ちなみに小松菜という名前は、江戸時代に東京の小松川地区で栽培が盛んだったことに由来しています。
現代でも小松菜の特産地としては、茨城県が全国でも1番の収穫量を誇っているほか、2位も埼玉県だったりと、関東でよく採られるお野菜となっています。
元々小松川地区で栽培が盛んだったこともあり、いまでも関東で多く育てられているようです。
タネを植えてから1ヶ月程度で育ち栽培もしやすいため、安価で手に入ります。
さらに、緑黄色野菜として申し分ない栄養素を含んでおり健康にもよい野菜です。
ほうれん草よりも鉄分豊富!万能な小松菜
具体的にはβカロテン、ビタミンCやビタミンKなど多くのビタミンを含むほか、カルシウムや鉄分、食物繊維も多く含んでいます。
よく鉄分といえばほうれん草を連想される方が多いのですが、実は可食部100gあたりの含有量で比べると、小松菜の方が多いのです。
ほうれん草は0.9g、小松菜は2.1gと2倍以上の鉄分を含んでます。
食べ方にもよりますが、様々な栄養素が多く含まれていて食べやすい小松菜は、妊婦の方や貧血になりがちな女性には特におすすめのお野菜です。
小松菜の旬は実は冬!
小松菜は一年中買うことのできるお野菜ですが、その旬は実は12月〜2月の冬場です。
霜が降りた時期の小松菜は、とても甘みが増して美味しいと言われています。
理由は、霜が降りると葉肉が厚くやわらかくなるうえにアクが抜けるからだそう。
いまはハウス栽培で年中手に入りますが、どうせなら美味しい時期に食べたいですよね!
小松菜は生でも食べられる!?おいしい食べ方
小松菜はおひたしや汁物、煮物などによく使われるお野菜なので加熱して食べるのがポピュラーです。
ですが最近流行りのスムージーなどにも使われる、生食できるお野菜なんです。
加熱して食べてももちろん美味しいですが、旬の冬だからこそ生で食べてみるのをおすすめします。
小松菜がなぜ生で食べられるかというと、シュウ酸という成分がほぼ含まれていないから。
シュウ酸はえぐみの強い成分ですから、多いものは生食には適していません。
その点小松菜は少ないのでアクやえぐみを感じづらく、シャキシャキとした食感をシンプルに楽しめます。
生食用に小松菜を買う際のポイント
葉が黄色くなっておらず緑が鮮やかなものを選ぶことです。
葉が黄色くなっているものは傷み出しているものは、熟れすぎている証なので生食には不向きです。
また茎や葉がみずみずしく、ハリのあるものを選ぶと、シャキシャキとした食感をより感じることができますよ。
食べるときは洗い方に注意しましょう。
根元部分は特に洗いづらいため、先にバツ印の切れ込みを入れておくのもおすすめです。
ボウルに水を張り、根元から葉先までよく洗って食べましょう。
洗った小松菜の保存期間は冷蔵では約1週間程度ですが、冷凍なら1ヶ月程度保ちます。
まとめて洗って切っておき、ジップロックなどにいれて冷凍してしまうと便利ですね。
洗った日には生で食し、その後も煮物や炒め物の彩りに加えるなどができます。
生で食べる際はサラダがおすすめ!
生の小松菜は、食べたことのない方も多いのでは。 鉄分不足を感じたり、いつものサラダに少し飽きたときはぜひ小松菜を買ってみてください。イタリアンドレッシングなどさっぱりとした味のドレッシングとシャキシャキとした食感がよく合うので、試してみてくださいね!