真冬になると無性に食べたくなるシチュー。スープ感覚で食べられ身体を温めてくれるため、冬に人気の料理ですよね。

シチューの彩りで欠かせないのはブロッコリーではないでしょうか。豊富な栄養素が含まれているブロッコリーを美味しく食べるにはコツが必要です。

この記事では、ブロッコリーの最適な調理方法や含まれる栄養素などを紹介します。

ブロッコリーの特徴

ブロッコリーは、アブラナ科アブラナ属の植物で花芽を食べる野菜になります。元々はヨーロッパで作られていましたが、19世紀になってアメリカに伝わり、日本には明治時代に入ってきました。

ここからはブロッコリーの産地や旬について紹介します。

産地

ブロッコリーは、国内消費量の約7割が国産で約3割が外国産です。

国内で最大の出荷量を誇っているのが北海道で、次に愛知県、埼玉県と続きます。ブロッコリーは涼しい気候を好むため、夏場は北海道、秋〜冬は愛知県や埼玉県で作られています。

外国産は生鮮品と冷凍品に分かれており、生鮮はアメリカ、冷凍は中国が最大の産地です。

国産のブロッコリーは、季節をずらして生産されるため、一年中美味しい状態で食べられます。

その中で特に美味しい時期は11〜3月頃です。12月はまさに旬の時期といえるでしょう。

ブロッコリーの保存方法

ブロッコリーを保存する際は、袋に入れるかラップに包んで冷蔵庫に立てて保存してみてください。立てる理由は、花芽の部分に重みが加わって水分が溜まったり、擦れたりして傷みが早くなるからです。

また、ブロッコリーは涼しい気候を好むため、野菜室ではなく冷蔵室に入れるのもポイント。購入後2〜3日で食べ切るようにしてみてください。

もし、1ヶ月ほど長持ちさせたいなら、下茹でしてから冷凍庫に保存しておきましょう。

ブロッコリーに含まれる栄養素

ブロッコリーに含まれる栄養素は野菜の中でもトップクラスに高く、栄養の宝庫といえます。
例えば、食物繊維やビタミンCはキャベツの約3倍、血圧の抑制に効果があるカリウムはトマトの約2倍です。他にも鉄や葉酸など健康な身体に必要な栄養素が豊富に含まれています。

ブロッコリーの栄養を身体に取り込むためには、調理方法に気を付ける必要があります。次項で詳しく紹介しますね。

ブロッコリーを調理する上での注意点

ブロッコリーの栄養素を失わないために「電子レンジ」で調理することをおすすめします。

下茹ですると、ビタミンCなどの水溶性ビタミンやカリウムが流出しやすくなります。そのため、茹でるより電子レンジで加熱したほうが栄養素の流出を防ぐことが可能です。

下茹でする場合は1〜3分以内で上げるようにしてみてください。

ブロッコリーをシチューに入れる適切なタイミング

ブロッコリーをシチューに入れる最適なタイミングは完成の直前です。最初から他の具材と煮込んでしまうと色も悪くなり栄養素も流出します。

できれば、電子レンジで加熱して柔らかくしてからシチューに入れると良いでしょう。見た目がきれいで噛むほど甘みが出てくるブロッコリーを目や口で味わってくださいね。

ブロッコリースプラウトとの違いとは?

ブロッコリーと似た野菜に「ブロッコリースプラウト」があります。

ブロッコリースプラウトは、発芽して間もないブロッコリーの新芽を指します。つまり、ブロッコリーの一種といえるでしょう。

ブロッコリースプラウトには、皮膚や粘膜の健康を維持するβ-カロテンやビタミンB群のナイアシンなどが豊富に含まれています。多くの栄養素が含まれているので、ぜひ普段の食事に取り入れてみてください。

まとめ:栄養満点のブロッコリーを食べて冬を乗り切ろう!

ブロッコリーは、栄養満点で冬場に旬を迎えるため、この時期にぜひ食べて欲しい野菜です。大切な栄養素を流出しないために調理方法には注意しつつ、購入後は傷む前に食べるようにしましょう。

これから真冬に突入しますが、ブロッコリーを食べて冬を乗り切ってくださいね。