3〜4月になるとスーパーに並びだす春キャベツ。
冬の時期に見るキャベツとは見た目が変わるため、どのような特徴があるか分からない方が多いのではないでしょうか?
本記事では、4月が旬の春キャベツの特徴や産地、栄養素などについて紹介します。
そもそも春キャベツとは?
秋ごろに種をまいて、3〜5月に収穫する春キャベツ。全体は丸い球形をしており、葉の巻きがゆるいのが特徴です。
3月ごろになるとスーパーに出始めて、4月は最盛期になります。
生で食べるのはもちろん、スープや浅漬けにしても美味しいでしょう。
春キャベツと冬キャベツの違い
春キャベツと冬場に見るキャベツとでは、3つの違いがあります。
- 流通する時期
- 見た目
- 食感
それぞれ見ていきましょう。
流通する時期
春キャベツが3〜5月に対し、冬キャベツは11〜2月ごろに流通します。
また、春と冬の間(7〜10月)は夏秋キャベツが出荷されます。夏秋キャベツは、高原地域で栽培されるため「高原キャベツ」とも呼ばれているのです。
キャベツは、季節ごとに出荷する種類が変わる特徴があります。
見た目
先ほど紹介した通り、春キャベツは球形をして葉の巻きがゆるい特徴があります。
一方、冬キャベツは楕円形で葉が固く中身がずっしり詰まっています。
また、春・冬キャベツを半分に切ると、春キャベツの中身が黄緑色に対し、冬キャベツは白っぽい色をしているのが特徴です。
食感
春キャベツの葉は、水分が多いため生でも食べやすくなっています。
冬キャベツは、1枚の葉が厚く、パリパリした食感が特徴です。
キャベツは、加熱処理をすると甘みが増します。春・冬キャベツとも生で食べたり加熱調理したりして、色々な味わいを楽しんでみましょう。
春キャベツの産地
春キャベツの産地では、愛知県や千葉県の銚子、神奈川県の三浦半島が有名です。
また、それ以外でも、暖かい地域ならどこでも栽培されています。
春キャベツの選び方
春キャベツを選ぶ際は、ずっしりと重みがあるものを選びましょう。重みがあると、中身がぎっしりと詰まっている証になります。
そして、外葉に水分が多いと新鮮さの証ともいえます。
古い外葉が付いていると鮮度が落ちている証拠ですので、スーパーで春キャベツを購入する際は、重さと外葉の状態で選びましょう。
キャベツに含まれる栄養素
キャベツには、健康に良い栄養素が豊富に含まれています。
代表的な栄養素は以下の通りです。
- ビタミンC
- ビタミンK
- ビタミンU
- カリウム
ビタミンCには、抗酸化作用があり風邪予防・疲労回復・肌荒れ予防などに効果があります。キャベツには、豊富なビタミンCが含まれているため、ぜひ積極的に摂取しましょう。
また、ビタミンKは血液凝固や骨の形成促進の作用があります。
そして、ビタミンUは別名「キャベジン」といい、胃や十二指腸などに対する抗潰瘍作用があります。
油っぽい食事や辛い食べ物と一緒にキャベツを食べると、胸やけや胃痛を抑えることにも繋がりますよ。
春キャベツを使ったレシピ
春キャベツは生のままでも十分美味しいですが、調理するとより美味しくなります。特に、葉の色が鮮やかなため、料理の色付け食材としても活躍します。
ここでは、春キャベツを使ったレシピを見ていきましょう。
春キャベツの炒め物
材料
- 春キャベツ・・300g(1/4)
- サラダ油・・大さじ/12
- 塩・・少々
- コショウ・・少々
- 醤油・・大さじ1/2
1.春キャベツは4~5cmのざく切りにする
2.フライパンにサラダ油を入れて、春キャベツを塩で炒める。その後、蓋をして蒸し焼きにする。
3.火が通ったら、コショウと醤油で味付けして完成
春キャベツとツナのポン酢和え
材料
- 春キャベツ・・300g(1/4)
- ツナ・・70g
- カツオ節パック・・1~2袋
- ポン酢・・大さじ1.5
- すりごま・・大さじ1~2
- かんたん酢・・大さじ½
1.春キャベツをサッと洗って水気を切る。その後、手でちぎっていく。
2.ツナとカツオ節と3種の調味料を入れて、キャベツと和えていく。
3.全体に馴染ませたら冷蔵庫に入れておく。30分くらい寝かせたら完成。
まとめ:旬を迎える春キャベツを美味しく味わおう
本記事では、春キャベツの特徴や産地・栄養素などを紹介しました。
春キャベツは、葉の巻きがゆるく、半分に切ると鮮やかな黄緑色をしています。生のままや炒めても美味しく食べられるでしょう。
さらに、キャベツにはビタミンCやビタミンKなどの栄養素が豊富に含まれています。
ぜひ、身体の健康のためにも、この記事を参考に旬の春キャベツを美味しく食べましょう。