春菊は、11月〜2月頃に旬を迎える野菜です。

香り高くさまざまなレシピに応用できたり、多くの栄養を含んでいたりするため、免疫力が下がりやすい冬の時期には積極的に食べたい野菜といえます。

本記事では、旬を迎えた春菊の特徴や、栄養と健康効果、選び方や保存方法について詳しく解説します。

旬(11月〜2月)を迎えた春菊の特徴

春菊は、11月〜2月頃の冬に旬を迎えます。

旬を迎えた春菊には、食欲を促進する香りが強くなることや、栄養価が高いといった特徴があるため、冬の時期に食べるのがおすすめです。

ここでは、旬を迎えた春菊ならではの特徴について詳しく解説します。

香りが強い

旬を迎えた春菊には、香りが強い特徴があります。

春菊の独特な香りには、食欲増進などに働きかける成分が含まれています。

寒い時期は免疫力が下がりやすく、食欲不振におちいるケースも多いため、鍋や炒め物の具材に春菊を入れるのがおすすめです。

栄養価が高い

冬に旬を迎える春菊には、寒さに耐えるために糖分や栄養を蓄える特徴があります。

春菊にはミネラルや鉄分、β-カロテンなどの栄養素が豊富に含まれており、骨や血液の健康維持、生活習慣病予防に役立ちます。

冬野菜の健康効果や、美味しくなる理由について詳しく知りたい方は、以下のコラムをご覧ください。

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葉が柔らかいためレシピの幅が広い

旬の季節(11月〜2月)に育つ春菊は、冬の冷涼な気候の中でゆっくり成長するため、葉に厚みが出てやわらかくなるのが特徴です。

旬の春菊は苦みが強すぎないため、和風・洋風・中華風・韓国風といった多様な料理に使えるでしょう。

鍋はもちろん、おひたしや和え物、炒め物など、幅広い食べ方で旬の美味しさを味わえます。

春菊に含まれる栄養と期待できる健康効果

春菊に豊富に含まれている主な栄養として、次の3つが挙げられます。

  • β‐カロテン
  • ミネラル
  • 独特な香りに含まれる成分

それぞれの栄養について、期待できる健康効果を解説します。

参照:文部科学省「日本食品標準成分表」

β‐カロテン(ビタミンA)|抗酸化作用や老化防止

β‐カロテンに期待できる主な健康効果は、次の3つです。

  • 抗酸化作用による老化や生活習慣病の予防
  • 目の健康維持と視力サポート
  • 肌や免疫機能の健康を保つ

ベータカロテンには強い抗酸化作用があるため、体内で過剰に発生した活性酸素の影響を抑える働きに期待できます。

体内でビタミンAとして働くベータカロテンは、目の網膜で光を感じる物質の生成に関わるため、視力維持に役立つでしょう。

また、ビタミンAは肌のターンオーバー調整や乾燥・肌トラブルの予防に役立つため、免疫機能の維持にもきたいできます。

ミネラル|貧血の予防効果

ミネラルに期待できる主な健康効果は、次の3つです。

  • 骨・歯・血液など「体の材料」として健康を支える
  • 体の調整機能を整える
  • 代謝を促す

カルシウムやリン、鉄などのミネラルには、骨や歯の形成、全身へ酸素を運ぶ役割があるとされています。

その他にも、基礎代謝・新陳代謝やエネルギー代謝を促し、体のはたらきを適切に維持する効果にも期待できるでしょう。

独特な香りに含まれる成分|胃腸の働きを促す効果

春菊の独特な香りの成分には、αピネン、ペリルアルデヒドが含まれています。それらの成分に期待できる健康効果は、次の3つです。

  • 抗菌・殺菌作用で食中毒予防や胃腸の働きを助ける
  • リラックスを促し、自律神経(副交感神経)の働きを助ける
  • 安眠をサポートする

春菊の香り成分の一つであるぺリルアルデヒドには、強い抗菌・殺菌作用があるため、食中毒の予防や胃腸の働きを助ける効果に期待できます。

春菊の香り成分であるαピネンは副交感神経の働きをサポートするため、心身のリラックスや安眠にも役立つでしょう。

参照:農畜産業振興機構「春菊紹介ページ」

美味しい春菊を選ぶコツ

春菊を選ぶときは、次の3点を意識するのがおすすめです。

  • みずみずしく濃い緑色の葉で、葉や茎に張りがあるものを選ぶ
  • 茎が太すぎず、葉が根元から密集しているもの(やわらかく食べやすい)
  • 変色していないもの(黄色や黒っぽい葉は避ける)

鮮度の良い状態で選ぶと、香りや食感、料理の仕上がりが良くなります。

春菊の保存方法

春菊は傷みやすい野菜ですが、正しい保存で鮮度を少し長く保てます。

冷蔵、冷凍で保存できますが、どちらの方法でも生鮮野菜としての保存には限界がある点には注意が必要です。

長期間の保存は避け、できるだけ早めに食べ切りましょう。

冷蔵で保存する場合

春菊を冷蔵で保存するときの流れは、次のとおりです。

  1. 濡らしたキッチンペーパーや新聞紙で包み、ビニール袋に入れる
  2. 冷蔵庫の野菜室で立てて保存が基本

濡らしたキッチンペーパーなどで保存することで、乾燥を防ぎ、みずみずしさを長く保てます。

冷凍で保存する場合

春菊を冷凍で保存するときの流れは、次のとおりです。

  1. さっと固めに茹でて水気をよく切る
  2. 食べやすい長さにカットして密封して冷凍

冷凍後はべちゃっとしやすいため、食感を保つために冷凍前は水切りをしましょう。

まとめ

11月〜2月頃の冬場に旬を迎える春菊には、高い栄養価があり、さまざまなレシピに応用できるなどの特徴があります。

免疫力が落ちやすい寒い時期に摂りたい栄養素も豊富に含んでいるため、積極的に食べるのがおすすめです。

ただし、長期保存には向いていないため、購入してからできるだけ早めに食べることを心がけましょう。