シャキシャキした食感で、どのような食材とも相性がいいアスパラガス。
その中でも、緑色で料理の彩にも適したグリーンアスパラガスの旬や産地を知らない方も多いのではないでしょうか?
本記事では、グリーンアスパラガスの特徴や下ごしらえ・料理方法を紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
グリーンアスパラガスの旬
グリーンアスパラガスは、春先から芽が出始めて秋ごろまで収穫されます。
そのため、5月はまさに旬の時期といえます。
グリーンアスパラガスの産地
国産のアスパラガスの産地は、1位が北海道、2位に佐賀県、3位に熊本県が続きます。
冷涼な気候を好むアスパラガスは、春先に長崎県や佐賀県の九州地方で出荷され、夏場は長野県や北海道などで出荷されます。
春に旬を迎えるグリーンアスパラガスは、九州地方が産地の場合が多いです。
国産量が減少する冬場以降には、オーストラリアやフィリピンなどの海外から輸入されています。
ホワイトアスパラガスとの違い
アスパラガスには、グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスがあります。
グリーンアスパラガスは、土から芽を出したまま日光に当てることで葉緑素が作られて緑色に育ちます。
一方、ホワイトアスパラガスは、芽に土を入れて日光に当てないで栽培します。
日が当たらないことで、白色に育つのです。
育ち方が違うことで味わいも変わり、ホワイトアスパラガスはグリーンアスパラガスよりも柔らかく、甘みも強いのが特徴です。
グリーンアスパラガスの栄養素
グリーンアスパラガスには、ビタミン類やカリウムが含まれています。さらに、グリーンアスパラガスにはアスパラギン酸やルチンが含まれています。
アスパラギン酸は、アミノ酸の一種で新陳代謝を促して、疲労回復やスタミナ増強に効果があります。
また、アンモニアと結合してアスパラギンになることから、アンモニアの解毒作用があることも分かっています。
ルチンは、穂先部分に多く含まれるフラボノイド色素の一種で、血管を丈夫にし、高血圧や動脈硬化の予防効果もあります。
アスパラガスを料理する時は茹でるケースが多いと思いますが、こうした栄養素が流出しにくい特徴もあるのです。
グリーンアスパラガスの保存方法
グリーンアスパラガスは、キャベツなどの葉物と同様、冷蔵庫で保存してください。
注意点は、乾燥しないようにすること。また、ラップで包むようにして、できるだけ立てた状態で保存しましょう。
さらに、グリーンアスパラガスを選ぶ際は、穂先が締まっている物を選びましょう。切り口が新鮮で、鮮やかな緑色のほうが柔らかく美味しいです。
グリーンアスパラガスの下ごしらえ方法
グリーンアスパラガスでは、穂先の皮を向きません。茎は根元を1センチほど切り落として、3センチほど皮をむけばそのまま調理ができます。
また、アスパラガスは皮が硬くて筋っぽいことが多いので、最初に確認しておくと良いでしょう。
グリーンアスパラガスの料理方法
ここからは、グリーンアスパラガスの料理方法をお伝えします。
グリーンアスパラガスの塩ゆで
グリーンアスパラガスは、料理に使う大きさに切ってからではなく、そのままの状態でゆでてからカットするようにしましょう。
ムラなくシャキッとした食感にするには、軸から入れるのが鉄則です。アスパラガスが1本入る鍋やフライパンを使いましょう。
塩は、湯量の1%ぐらいを目安にすると緑色が鮮やかになります。
グリーンアスパラガスのサラダ
今回はアスパラガスを使ったグリーンサラダの作り方を紹介します。
- グリーンアスパラガス・・2~3本
- ブロッコリー・・2~3房
- レタス・・4~5枚
- プチトマト・・3~4個
- EVオリーブ油・・小さじ2
- バルサミコ酢・・小さじ1.5
- 塩コショウ・・少々
1.グリーンアスパラガスは根元を切り落とし、ピーラー等でかたい皮をむいて食べやすい長さに切る
2.グリーンアスパラガスとブロッコリーを一緒に茹でる
3.レタスは水洗いし、食べやすい大きさにちぎって冷水につけておき、パリッとしたらザルに上げる
4.新玉ねぎは縦薄切りにして、プチトマトはへたを取り水洗いをしておく
5.下ごしらえしたらオリーブ油、バルサミコ酢、塩コショウであえて出来上がり
まとめ:旬のグリーンアスパラガスを美味しく食べよう
本記事では、グリーンアスパラガスについて紹介しました。
5月がまさに旬のグリーンアスパラガスは、みずみずしく食感もシャキシャキしています。サラダにしてもよし、豚肉に巻いてもよしで色々な料理に使えます。
ぜひ、本記事を参考にグリーンアスパラガスを美味しく食べましょう。