ズッキーニがスーパーの店頭に並ぶと、夏が来たなと思いますよね。
夏に旬を迎えるズッキーニですが、適切な選び方や保存方法などご存じですか?
この記事では、ズッキーニの選び方や保存・調理方法などを紹介します。
選び方や保存方法などを知っていたら、いつもより美味しくズッキーニを食べられますよ。
ズッキーニはどんな野菜?
6〜9月に旬を迎え夏野菜の定番として地位を築いているズッキーニ。
見た目が細長いためきゅうりの仲間と思われがちですが、実はウリ科カボチャ属でカボチャの仲間なのです。
カボチャは完熟してから収穫しますが、ズッキーニは花が開花後5〜7日の未熟果の時に収穫します。
そのため、ズッキーニの花が開花する初夏が最適な収穫タイミングです。
またズッキーニには一般的な緑色とあまり見かけない黄色が流通していますが、どちらも味や食感に大きな差はありません。料理の色付けとして使い分けるとよさそうですね。
重さが重要!ズッキーニの選び方
ズッキーニの選び方として大事なポイントはその重さです。
スーパーで売られているズッキーニを手で持ってみましょう。
持ってみて重いほうが中身が詰まっている証になります。
また皮の表面に傷がなく柔らかくてツヤがあり、かつ大きすぎないものを選ぶことをおすすめします。
大きすぎると中身がスカスカの可能性があるからです。
ズッキーニの保存方法
基本的に冷蔵庫の野菜室や冷暗所で保存します。
ただし、ズッキーニは乾燥しやすいため新聞紙やキッチンペーパーで包んでおくと良いでしょう。
日持ちはしないので3〜4日で食べきるのをおすすめします。
さらに、カットしてから保存すると食感が損なわれたり乾燥してカサカサになったりするので、避けたほうがいいでしょう。
カットして保存する場合は、冷蔵より冷凍保存のほうが良いですよ。
ズッキーニに含まれる栄養素とは?
ズッキーニには100g当たり320mgのカリウムが含まれています。
これはカリウムが多いとされているキウイやゴボウよりも多い量なのです。
カリウムはナトリウムを排泄する役割があり、むくみ防止や高血圧を予防する効果が期待できます。
他にも抗酸化作用があるβカロテンや美容効果があるビタミンC、造血のビタミンとも呼ばれる葉酸も含まれています。
ズッキーニを食べて夏場の栄養不足を補っていきましょう。
美味しくなーれ!ズッキーニの調理方法
ズッキーニは淡白な味わいで、皮を剝かなくても色々な料理に応用できます。
生でも食べることはできますが、可能なら加熱して食べるといいでしょう。
ここでは3つの食べ方を紹介します。
炒めて食べる
半月切りにしたズッキーニを、オリーブオイルで炒めます。
油との相性が良いためより柔らかい食感になり、風味が増しておいしいですよ。
揚げて食べる
170〜180℃の高温の油で揚げると水分が飛んでカラッと仕上がります。
そのまま食べてもいいですし、塩・コショウで味付けしても良しです。
煮込んで食べる
夏野菜を使った煮込み料理の「ラタトゥイユ」にもズッキーニは欠かせません。
フランス南部プロヴァンス地方の郷土料理であるラタトゥイユは、トマトやパプリカ・ズッキーニなどの夏野菜と香草をワインで煮込む料理です。
ズッキーニのカリウムと合せて、トマトのリコピンやパプリカのビタミンCなど豊富な栄養素を摂取できます。
たくさんの野菜をいっぺんに摂取して、野菜不足を解消していきましょう。
まとめ:美味しいズッキーニを食べて夏の暑さを乗り切ろう
ズッキーニは6〜9月に旬を迎える夏の定番野菜です。
皮が柔らかく油との相性が良いため、油を使った料理がおすすめです。
ここで紹介したズッキーニの特徴や保存方法を実践して、ズッキーニを美味しく味わいましょう。