11月に入って冬の寒さが感じられる中、冬に旬を迎える果物がリンゴです。

旬を迎えるタイミングでスーパーで見かけることも増えて、リンゴを使ったデザートも売られています。

そこで本記事では、リンゴの特徴や保存方法・美味しい食べ方も紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

リンゴとは?

リンゴは、バラ科リンゴ属に属する果物で、栄養価が高く美味しいため世界中で愛されています。現在、日本で一般に出回っているりんごは「セイヨウリンゴ」と呼ばれる品種で、日本から古くからある「和リンゴ」は果肉が小さくあまり出回っていないのが現状です。

リンゴは、果肉が甘くさわやかな酸味があり生で食べることもあれば、料理やデザート・ジュースなどに加工されます。

また、低カロリーで腹持ちが良いのも魅力です。皮を剥いて果肉を食べる人が多いと思いますが、皮には栄養素が豊富に含まれているため、ぜひ皮ごと食べてみるようにしましょう。

リンゴの産地

日本では、青森県や長野県などが有名なリンゴの産地です。 特に青森県は日本一の生産量を誇り、全国の生産量の60%を誇ります。

それぞれの地域で独自の品種が作られており、青森県は「つがる」、長野県は「シナノスイート」とそれぞれの地名が品種の名前としてついています。

世界的にはアメリカ、中国、フランスなども有名なリンゴの産地です。

リンゴの旬

リンゴの旬は秋から冬にかけてです。

品種によって収穫時期が異なりますが、日本では9月から12月ごろが旬となり、この時期に採れるリンゴは甘味が強く美味しく味わえます。

ただし、旬の時期以外にも貯蔵技術の発達により年中流通はしており、1年間リンゴを楽しめますよ。

リンゴに含まれる栄養素

リンゴには多くの栄養素が含まれており、健康に良い果物として知られています。

リンゴに含まれる栄養素は以下の通りです。

・ビタミンC

・食物繊維

・ポリフェノール

・カリウム

・リンゴ酸

 

リンゴに含まれるビタミンCは免疫力の向上や抗酸化作用が期待できます。また、鉄分の吸収力を上げる働きがあり、貧血対策にもつながります。

食物繊維は腸内の善玉菌を増やして腸の動きを活発にし、便通を改善する効果が期待できるのです。

さらに、リンゴにはポリフェノールの「プロシアニジン」「カテキン」が含まれ、抗酸化作用や免疫力アップにより生活習慣病の予防にも役立ちます。

リンゴの保存方法

リンゴは冷暗所や冷蔵庫の野菜室で保存するのがベストです。またリンゴは、水分が高い環境を好むため、新聞紙やポリ袋に包むと長持ちします。

保存温度が低いほど長持ちしますが、冷凍保存だと食感が変わってしまうため、早めに食べる場合には冷蔵保存のほうがいいでしょう。

リンゴの選び方

美味しいリンゴを選ぶポイントは、色つや、重さ、香り、形や表面の状態です。 

皮にツヤがあり、品種特有の色が鮮やかで均一なものを選びましょう。 色が濃いものほど甘味や風味が豊かです。

また、リンゴの重さも重要で同じ大きさのリンゴなら、持った時にずっしりと重いものほど水分を多く含んでいて、ジューシーかつみずみずしい食感が期待できます。

リンゴは甘く爽やかな香りがあり、香りが強いものは食べ頃です。形が丸く表面に傷やへこみがないものを選ぶといいでしょう。

リンゴの美味しい調理方法

リンゴは生食だけでなく、加熱調理でも美味しさが引き立ちます。

例えば、焼きリンゴは甘さが増し、シナモンやハチミツをかけると香ばしく仕上がります。アップルパイやタルトはデザートにぴったりですし、リンゴジャムはパンやヨーグルトとの相性が抜群です。 

また、薄切りにしてサラダに添えると、さっぱりとした食感が楽しめます。

まとめ:旬のリンゴを美味しく食べよう!

リンゴはビタミンCや食物繊維が豊富で、健康に役立つ果物です。 

生活習慣病予防に効果が期待されるポリフェノールが含まれているため、冬の時期こそ日常的に摂取することをおすすめします。

甘酸っぱい味わいとみずみずしい食感で、そのまま食べるのはもちろん、ジュースやお菓子にも活用できる万能な果物です。

ぜひ本記事を参考に旬のリンゴを美味しく味わいましょう。