独特の粘り気があり、煮っころがしなどの料理に最適な里芋。

スーパーで売られていますが、どのような里芋を選んでいいのかや下ごしらえの方法など分からない方もいるでしょう。

本記事では、里芋の特徴や下ごしらえ方法・選び方を紹介します。

里芋とは?

里芋は、熱帯アジア原産で稲作が始まる前の縄文時代に伝わったとされる歴史ある食材です。里芋を囲むように子芋や孫芋が育つため、子孫繁栄の象徴とされています。里芋は9~11月頃に旬を迎えます。

里芋の有名な品種

里芋と一括りにしても品種が多くあります。ここでは、有名な品種を紹介します。

土垂(どだれ)

里芋といえば、土垂をイメージするほど有名な品種です。楕円形やお尻の部分がふっくらしている形が特徴的です。主に関東地方を中心に栽培され、保存性が良いことから通年で出荷されています。

石川早生(いしかわわせ)

石川早生は、その名の通り早生品種で九州の温暖な地域では7月頃から収穫ができます。他の品種と比べると小ぶりな形で、煮物などに利用されます。

女早生(おんなわせ)

ねっとりした粘り気が特徴の女早生。その名の通りで比較的早い時期に収穫がされます。甘みがあるため別名「栗芋」ともいわれます。

里芋の産地

里芋の生育温度は25〜30℃で高温多湿の環境が良いとされています。

北海道以外の全国各地で栽培され、主な産地は関東地方だと埼玉県や千葉県・九州地方では宮崎県や鹿児島県です。

初夏にはトンネル栽培で作られた早採り芋が出荷され、秋まで全国各地で栽培されます。

里芋の栄養素

里芋にはビタミンB群やビタミンCなどのビタミン類や、パントテン酸・マグネシウムなど豊富な栄養素が含まれています。

また、里芋独特のネバネバ成分は「ガラクタン」や「グルコマンナン」と呼ばれます。

ガラクタンは、食物繊維であり水に溶けやすい水溶性食物繊維です。腸内環境を整える効果があり、便通に悩む人におすすめです。

グルコマンナンも、水溶性食物繊維でコレステロールの低下や血糖値改善に効果が期待できます。

食物繊維が豊富に含まれている里芋を食べて、体の調子を整えましょう。

里芋の選び方

里芋をスーパーなどで買う際には、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう。

  • 土が付いて湿り気がありもの
  • 形が丸くふっくらしているもの
  • 縞模様がはっきりしているもの
  • 触った感触が固くしっかりしているもの

里芋は乾燥しやすく、時間が経つほど風味や食感が落ちやすくなります。土が付いていて湿り気があるほうが新鮮な証で風味や食感を楽しめます。

順調に成長した里芋は、ふっくらとしていて縞模様もくっきり、かつ表面が固くなっています。

一方、赤い斑点が出ていたり色味が変色していたりする場合は鮮度が落ちている証拠です。

里芋の下ごしらえ方法

土がついている場合は、水にさらしながらタワシを使って落としていきます。皮に水分が付いていると滑ってしまうため、キッチンペーパーで水気を切っておきましょう。

ぬめりを取る際は、塩を里芋に擦りつけるようにします。その後、水に浸るぐらいで茹でていきます。

里芋の保存方法

里芋は、乾燥と低温に弱い野菜のため、湿気や高温に注意が必要です。購入後は直ぐに食べるのがベストです。しかし、直ぐに食べられない場合はきちんとした保存方法で鮮度を保つようにしましょう。

保存する際は、湿度と温度(10~20℃)を適温に保ちましょう。

里芋は土が付いた状態で、キッチンペーパーで包んだ後、紙袋に入れておくようにしましょう。

泥が洗ってあるなら、1個ずつキッチンペーパーで包んで、ポリ袋に入れて野菜室で保管しておくことがおすすめです。

まとめ:栄養が豊富な里芋を食べて、冬を迎えよう!

本記事では、里芋の特徴や下ごしらえ方法などを紹介しました。里芋は、食物繊維が豊富で便通に悩んでいる方におすすめの食材です。

9月頃から旬を迎えるので、下ごしらえの方法などを参考にして、美味しい里芋料理を作りましょう。